こんにちは、スポーツケアトレーナー&整体
LION HEARTの黒田 玲央 (くろだ れお)です。
2021年06月18日~20日の3日間、三重交通Gスポーツの杜伊勢で開催された、東海高校総体陸上競技大会にサポートしている高校の選手が出場しました。そこで男子4×400mRにおいてチーム初のリレー種目での福井インターハイ出場を決めました。その報告と遠征の際に大切なことを伝えたいと思います。
1.大会が行えること
2020年コロナウイルス感染症が日本にも上陸し、さまざまな影響がありました。
スポーツ業界では、各地で行われるはずだった大会などが、中止となり積み上げてきた努力を、発揮しないまま引退することになった学生など、多く耳にします。
現在も、東京オリンピックの開催について議論されている通り、大会を開催するということはコロナウイルス感染拡大の恐れが少なからずあるのです。
現在は、無観客試合にし、密集の状態にならない工夫や開催地域や運営さまのおかげで、選手たちは安心して試合に臨めます。この場を借りて感謝申し上げます。そして、1日でも早くコロナウイルス感染症が終息することを願っております。
2.遠征先でもいつも通りの生活を
遠征となると、いつも生活している環境から、離れることになります。そのため、遠征先で慣れない環境に無意識なうちに、心と身体はストレスを感じることがあります。特に睡眠環境が変わることによって睡眠の質が落ちてしまう選手が多いです。
私の経験とともにさまざまな面から大切なことを伝えていきます。
2-1.荷造り
荷物は不安を描きながら荷物を詰めていませんか?
しっかり周辺施設をリサーチすることで、対策ができます。スーパーやコンビニ、ホームセンター、スポーツ用品店などを事前に調べておくと良いでしょう。荷物が多いと〔運ぶ・荷物を広げる・荷物を詰め直す〕とこのようなストレスが考えられます。気軽に現地調達できるものは、リストにしておき、買い出しに行きたい旨をチームメイトや監督に事前に伝えておくと、予めスケジュールに組み込んでいただけるでしょう。
今回の遠征でもあったのですが、洗濯機の争奪戦です。宿舎には洗濯機や乾燥機を設置しているところが多いです。しかし、遠征のような大きな大会の場合、同じ宿舎に他校や他チームが宿泊している可能性があります。可能であれば、着替えは日数分持っていくと良いです。ユニフォームの選択の手間などあると思うので、サポートしてくれる人にお願いしたりして、少しでも自分に返ってくる負担を減らしましょう。必ず誰かにお願いするときは感謝の気持ちを忘れずにお願いしましょう。たとえ後輩にお願いする時も、丁寧にですよ?
試合は荷造りから始まっているのです。
2-2.移動
移動の際に長時間一定の姿勢で座っているとエコノミー症候群になる可能性があります。
私は、夜行バスでの移動でも問題なく、パフォーマンスを発揮できていました。何度か監督に注意をされた覚えはあります😅(※絶対に真似をしないでください)
移動完了の日にふくらはぎの痙攣を起こしてしまった選手がいました。激しい痙攣ではなかったのは、不幸中の幸いです。予めこのようなことが起きるということを念頭に置き、適度に休憩が取れる体制、または移動時間を短くできる交通手段を選択することがポイントになります。
2-3.食事について
食事はいつも自宅でご飯を食べる人は、ご両親が用意していただけたり、自分で料理していると思います。しかし、遠征では、キッチンすらない…
遠征先では、宿舎のご飯、外食、コンビニなどを使って、食事をすると思います。遠征の際に外食するのであれば、定食を取り扱っているお店を使うことをおすすめします。理由はいろんな栄養が詰め込まれているからです。意外とビュッフェ方式だと、ついつい油物が多い食事になりがちです。
私は、大戸屋・やよい軒・牛丼屋を愛用しております🦁❤️
2-4.睡眠について
宿泊先や部屋の割り振りによって、睡眠の質が変わってしまう恐れがあります。
睡眠環境が、ベッドなのか?2段ベッドなのか?敷布団なのか?
枕が合う、合わないなどさまざまな要因があります。もし、何か不都合があればホテルの方に相談したり、監督やチームメイトに相談しましょう❗️柔軟な対応があると思います。
そして、大人数で寝る場合それぞれ寝る時間やリズムも違います。
リズムが違うことにイラつきも感じるでしょう。しかし、そこは原因自分論の視点で見ていきます。周りからの刺激を遮断します。アイマスクや耳栓をしたり、予め睡眠のリズムをルームメイトに伝えておくなど、生活リズムを崩さない事前の準備が必要です。
2-5.周りの選手が強く見える
大きな大会に行くほど、過去の大会に出場した証をキャリーケースや移動バッグに貼る選手が多いです。しかし、同じ大会に参加していることは、あなたも強いのです。また、あなたを見て同じことを考えていると思います。周りを気にせず、自分ができるパフォーマンスを試合で発揮するだけです。大丈夫、ここまでがんばってこれたのだから。
3.遠征先でも日誌が活躍⭐️
↑過去の記事で執筆させていただいております。詳しくは上記のリンクから読んでください☺️
遠征先での生活などを記録しておきましょう。遠征は何度も行えることではありません。
いつもの生活リズムを過ごせたのか?
できなかったこと?
次回気をつけること
など、未来の自分に伝えましょう。あなたの成功や失敗はその時ではないと伝えられません。
熱い鉄は熱いうちに叩いておきましょう☺️
しかし、注意したいことは試合の反省を書くときに、ネガティブなことを書き過ぎてしまうことです。良かったことと改善したいことなどは、同じ数書きましょう❗️
4.まとめ
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
男子4×400mRで悲願のインターハイ出場を決めました。ここまで来れたのは、簡単なことではありません。さまざまなドラマの中で獲得した切符であります。2021年7月28日〜8月1日に福井県で行われる全国高校総体(インターハイ)に向けて準備してまいります❗️
宿泊が伴う遠征のサポートは、まだまだ経験は少ないですが、
今回私ができたことは、
・ビュッフェ式の食事でもバランスの良い食事アプローチができた。
・選手の身体の不安を解消させてレースに送り出すことができた。
・身体のケアをしながら心のストロークを送ることができた。
次回の遠征までにやることは
・移動後の身体に起きることを把握し、予め選手に伝えておくこと。
・大きな大会になるので、心のケアもしっかり行い自己肯定感の高い状態でレースに送り出すこと。
・身体の不安を少しでも減らし、最大パフォーマンスを引き出す。
この記事を読んでいただいた皆さんも是非、応援のほどよろしくお願いします❗️
また、遠征に帯同して欲しいなどのご要望も受け付けております。お気軽にご相談ください。